外来看護師のデメリットって何?
外来看護師として働く場合、夜勤がないなどのメリットがありますが、逆にデメリットも存在します。そこで、外来への転職を考えている看護師は、デメリットも十分に理解してから転職を検討しましょう。
思っていたのと違う仕事をするかも
外来は配属されるところによって仕事が異なります。一般外来であれば医師の診療をサポートして、患者に対して説明や指導を行うのが主な仕事になりますが、仮に内視鏡室で働くことになれば内視鏡検査の介助がメインになりますし、心臓カテーテル室だと心臓カテーテル検査や治療の介助がメイン、CT室勤務ならCT検査のサポートがメインになります。つまり、「外来」という希望がかなったとしても、想像していた仕事内容とは異なる場合があるということです。
給与面でのデメリット
他の診療科と比べて給与が低いというデメリットもあります外来は夜勤がほとんどなく、残業も少なめです。ワークライフバランスを考えて外来勤務を選ぶ看護師も多いとは思いますが、給与面を重視している看護師にとっては夜勤手当や残業代がほとんど出ない外来勤務はデメリットになるでしょう。病棟勤務の看護師と数十万円も年収に差が出てきますので、そこは事前に理解しておきたいポイントです。
病棟勤務に戻りにくい
また、現在は病棟で働いており、外来に転職後、またいずれは病棟に戻りたいと考えている場合も注意です。病棟で必要とされるスキルと外来で必要とされるスキルは異なるため、長く外来で働くと病棟に戻りにくくなるでしょう。働き方も大きく異なるため、病棟から外来に転職するよりも、外来から病棟に転職するほうが苦労する部分が多く難しいと言われています。そのため、該当する人は慎重に検討してください。
患者からのクレームが多い
最近ではモンスターペイシェントという言葉を聞く機会が増えてきました。モンスターペイシェントとは、医師や看護師に対して理不尽なクレームを言ってくる患者のことを指します。このような患者は病棟よりも外来に多くいます。理由としては、入院患者の場合はクレームを入れることで自分の命にかかわるような対応をされたらどうしようという気持ちが働くうえ、そもそもクレームを言う気力がありませんが、外来に来る患者は比較的元気な人が多いので、クレームを言ってくる確率が高いのです。外来の場合は待ち時間が長いということもあり、不満がたまっている患者が多いという問題もあります。そのため、クレーム対応をする機会が多くなるというデメリットがあります。
このような患者からのクレームに対応するためにおすすめの書籍を以下に紹介しますので、興味のある看護師は参考にしてください。
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